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日本とロシアの違い

人間という者は染みついた性格なり心情はなかなか変わらない。国家の場合はもっと変わらない。しかし、日本は突如変わることがある。平安から武家社会への変革、織田信長から徳川幕府への変化、江戸幕府の終焉と明治政府への大転換、そして太平洋戦による近代から現代への改革。日本人は前の政権や思想形態や政治制度など一瞬にして変えることができる不思議な民族だ。昨日まで信じていた神も、忠誠を誓っていた君主も気がつけば全て捨てて新しいものにすっかり変わっている。唯一天皇制が長く生き残っているが、これとて見向きもされない時代があった、それを生き抜いてきた天皇たちの賢さと日本人の良識によるのだろう。第二世界大戦前はそれこそ絶対的中央集権国家だったが、アメリカ軍にボロ負けした途端にアメリカを賛美し民主主義と自由主義を謳歌している。あっさり軍国主義は完全に放棄した後はだれも見向きをしない。今、いくら憲法を改正したところで二度と軍国制度にはなりはしない、福島たちだけは憲法を改正すると軍国主義になると脅しているが、だれもそんなことはしない、それは福島瑞穂がそれを言えば票になると読んでいるだけの詭弁だからだ。さて話を戻すと、日本は時として過去を捨て、新しいモノを取り入れるという柔軟な精神構造をもっている。ところが他の民族にそのような考えをするモノはあるのだろうか。アメリカは自由主義、民主主義、資本主義の西洋社会の代表であろうが、中身はいまだに西部開拓時代の精神に変わりは無い。そんなものだろう、イスラムもまったく考えを変えずに日々アラーを祈っている。ロシアも実は同様だ。ロシア帝国もソ連時代も、現在のロシア共和国も、結局一人の独裁者または皇帝が全てを支配し、全てがその意のままに国を動かしている。スターリン時代も人民のための共産主義をいいながらウクライナの農民を2千万人を餓死に追い込んだ、粛正の嵐はロシアおよび東欧のの5千万人を死に至らしめ、いまだにポーランド兵士をカチンの森で5万人虐殺したことすら認めない。つまりは太古の時代からロシアの地には独裁者による恐怖支配が続いているのだ。帝政だろうが、共産主義だろうが、解放制度だろうが中身は変わらない。故にプーチンは国内では何も恐れず、ロシア国民を支配搾取し、他国への侵略を平然と行うと言うことだ。
さてロシアはどうなるか、ちなみにモスクワは沈没した、プーチンは新しい時代を築けるか、死体の山を築けるかの二者択一だ。

内山家政婦看護師紹介所

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