ハリ・ポッターという映画は面白いが、登場人物は満員御礼で、話はサイドストーリー満載、ハリーの活躍もちょっとストーリーが飛躍して追いつけない、要は魔法使いの血筋が純粋であることを主張するモルデモートと誰でも実力で魔法使いになれるという派閥の壮大なる絵巻物ということだろう。結局純粋の血筋を引くハリーに、実は純粋の魔法使いではなかったモルデモートが敗北してハッピーエンドになった。付け加えれば、本来はハリーとハーマイオニーが結婚する方が話は盛り上がるが、ハーマイオニーは魔法使いの家系ではないということでハリーの結婚相手は別にしたという実は恐ろしい話に見えたが。
現実問題、ある国の皇室もこういう純粋か実力かで揺れる可能性がある。皇族に嫁げば皇族となって権勢を振るう者もいれば、結婚した途端平民である民間人となる女性もいる。まさに血筋という恐ろしく旧態的な感性で動くと世の中はハリーのように修羅場になってしまうのだ。日本は初の女性総理大臣が就任し、国民から大歓迎の高支持率で国家経営に采配を振るっている。高市総理はまた政治家の純粋な家系でもないので正に実力宰相であろう。アメリカ大統領は白人の男性で宗教や先祖の出身国により大体枠組みが決まっている、アイルランド系のケネディ大統領は実力者だった結局暗殺されてのも純粋の大統領として認めない人々がいたということだろう。虫国習キンペイは父親が共産党の大幹部だ、北朝鮮も金日成の血を引く者が独裁する組織だが、兄の正男は正恩に暗殺された、純粋派は純粋派内でもめることが多いとも言える。さてさて、どの組織も社会も純粋か実力かで派閥をつくり権力争いを繰り返すが、本来は自分たちで争い喧嘩や戦争になるのではなく、大衆国民民衆の理解と支持があってこその組織であるという大きな筋書きを尊重しなければ、支離滅裂で本末転倒な結末を迎えると思った方がよいだろう。







