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同じ「除名」でも意味は違う

日韓首脳会議も妥協するようなことで落ち着くのだろうか。まあ、韓国の前任のイカレタ大統領が仕組んで日本を愚弄したことを、日本から蒸し返すよりは、とりあえず握手をする方が先というのもわかる。つまりはそんな議論をする余裕はなく、すぐそこまで北朝鮮も人民解放軍も迫って来ているからだ。こういう時に「行政文書は正しい」と妄想して当時の担当大臣に無意味な質問を連呼する野党議員の頭の悪さには辟易する。さて、国会ではガーシーなる者が除名処分となった、まさに自業自得、自分でまいた種とはこういうことなのだろう。これに対し、昔の田中角栄元総理は5年も国会に出席しないで、なぜ除名しなかったという反論をした者がいる。また、共産党では、委員長公選制を進言した党員や、志位委員長の20年の長期政権の交代を言った党員を除名したそうだ。同じ除名でもこれだけ意見が違うというのもおもしろい。おそらく日本でもこいうめんどくさい理論を考える人はいないだろうから、そのまま理屈も屁理屈もなく、どうでもいいこととして消えていくのだろうが、ちょっと考えておきたい。ガーシーの除名は最高意思決定機関としての役割から、厳正に国会議員が投票で除名したことは倫理上も法規上も何も問題は無い、結局悪いのはガーシーであることが証明されたと言うことだ。田中角栄さんを始め病気の人や、国会開催中に四国巡礼で欠席した元総理大臣もいるし、また出席しても議場に来ずに投票を棄権した議員も沢山いる、逆に重要な国際会議にでないで国会の席に座っていた外務大臣もいる。結論からすると、それぞれの国会及び国会議員が判断することで、規則に則り懲罰することも、病気療養や国際会議を認めることも全て国会の裁量であり、ゆえに国会は最高の意思決定機関であるということだ。しかし、共産党はどうだかわからない、ひとりの独裁者が存在して、党員はだれもが反論はおろか意見すら述べることができないという証明がされたわけだ。意見を言えば分派行動と見なして即除名とは、まるで新選組のような規律だろう。ちなみに新選組は敵を逃がしたら切腹だし、新選組を脱走しても切腹だ、つまりは何をしても死ぬしかないというのが新選組法度だった。まさに前世紀の独裁のための規律に支配される共産党は前世紀の遺物なのだろうか。どんな組織でも反対意見は存在する、いかにそういう意見をまとめるかがトップの力量、組織の能力だが、いきなり除名は暴力でしかない、いわゆる党によるパワハラであり、労働者のための党という看板を下ろさないと行けないだろう。共産党員ではないので、それ以上は彼ら自身で考えないと行けないが、意見を述べた同志に対して、あたかも反逆の不倶戴天の敵のような扱いではなく、日韓のような妥協点をさぐる努力ぐらいはすべきだったね。

内山家政婦看護師紹介所

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