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財務省の下請けにすぎない岸田内閣

アメリカの中間選挙はほぼ民主、共和両党五分五分のようだ。思ったほどトランプの影響力が無かったと言うことだろう。アメリカの神髄は正に開拓者精神、故に未知へのパイオニアとしての冒険心と自分の身は自分で守るというたくましい者たちの世界だ。だから銃規制もままならない、日本でいうならサムライから日本刀を奪い取ることになるからだ。武士の魂と同様である彼らの銃所持の精神はそのまま開拓者の歴史そのものだから難しい。もう一つアメリカの精神の根本はナンバーワンということだ。王政、貴族制のヨーロッパから自由を求めてアメリカ大陸に渡った彼らはまさに「自由」を手に入れたのだ。ゆえに「自由」が国是であり、自由のために命も掛けるという意識が強い。そして王様も貴族もいない世界ではもう一つ、自らの命は自ら守るという先ほどの話とともに、だれもが王様になれるという自由さがあるのだ。だれでも力があれば自らの能力で頂点に立てるのだ。そして自由かつ実力の世界で勝ち上がった者は、そのまま世界一、世界最強、ナンバーワンの称号を得ることができ、富と賞賛、名誉と地位を得ることができるのだ。昨日まで無一文でも、才覚と英知で富豪になることが可能なのはアメリカナンバーワンの歴史の証明でもある。
トランプはそのナンバーワンに立ったわけであるが、アメリカ国民は次の大統領がトランプであるとは認めていないという選挙結果だったようだ。いくら自分こそナンバーワンと宣言しても自由の国あめりか、開拓者精神の国アメリカでは「裸の王様」は認められない。それは他国に対しても同様、中国やロシアがアメリカに取って代わって世界のリーダーになることは絶対に許さないだろう。ともかく、21世紀にアメリカに戦い挑むことは無理という結論になるのだが、独裁者にはそんな聞く耳はないようだ。
さて日本の歴史は、太平洋戦争で江戸時代が本当に終わり、封建制が終了したのだが、実は江戸の流れをくむ組織が生き残っていた。財務省以前は大蔵省という平安時代からある役所だ。これは太平洋戦争でも解体されず、旧体制のまま、入省年次で事務次官を争うためだけの平安貴族並みの時代遅れの役所にすぎないが、さすがに国家予算を独り占めし、経済を無視した東大法学部の出世主義役人で存続する狡猾な組織である。かれらの権威にひれ伏す御用学者や愚評論家や子分の新聞社を駆使して財務官僚の意向で国家を支配しようとしているが、今回の増税論もその一環である。経済学を知るものなら国の産業を発展させると事こそ第一にするのだが、財務官僚は税収と予算配分だけにしか気が回らず、精々出世のための謀略と省益争いだけに明け暮れ、国民・国家の利益なのだそっちのけだ。はっきり言って消費が落ち込む中で増税しようという異常なことを岸田を使ってやる可能性が高い。安倍元首相が求心力が落ちたのは消費税を10%に上げたためだ。消費税増税はまかりならんとこのコラムでも何度も言ったのだが、財務官僚に押し切られて、日本経済は低迷している。財務省が最強最後の日本のガンであり、岸田内閣はおそらく国民から見放され、財務省もまた最後を迎える時がくるかもしれない。ロシアも中国も財務省も永久不滅ではなく、一寸先は闇であることに変わりは無いのだ。

内山家政婦看護師紹介所

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